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断片的、あまりに断片的な

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金沢珍・貧旅行記Ⅱ

金沢城公園をぐるりと1周して、金沢の台所「近江町市場」へブランチをとりに行く。食事処の10:30開店まで、市場内をぶらつく。お客さんもまばらな市場。「宅急便で送れるよ~」などと声がかかる。やっぱり観光人面してんのね、というより市場の観光地化は進んでいる。富山出身の知人に言わせれば、「地元人はココであまり買わない」とのこと。
「近江町市場寿し」さんで、日本の奇妙な食文化、回り寿司をいただく。
ちょうど前日にある雑誌で読んだ、「寿司職人に聞く、“イキ”な寿司の食し方」なる特集を思い出し、ちょいと“イキ”を実践してみようと思いたつ。寿司好きの方であれば初歩の初歩なのかもしれないが、その特集によれば、白身で始めて、赤身、青と行ったあとで自由に食べ、最後に甘系で締めるのが“イキ”だそうだ。ということで、「すみません○○下さい!!」と勢い良くオーダー。しかし、「アイヨ!」と言って出されたのは赤身だった。嗚呼、無知・・・(何を頼んでしまったかは秘密)。出鼻をくじかれたので、青身に走る。イワシ、アジ、サンマ(写真)。1人1,500円ほどのお会計。
 周遊フリーパスは使えない「くるっとバス」(100円)に乗って金沢21世紀美術館へ。途中、運転手さんがインカム付けた状態で、「はぁぁ・・・」と何度もつくため息、終いには「あぁ・・・疲れた・・・」と吐き捨てた声が車内に切なく響き渡る。展示は、オルブライト=ノックス美術館コレクションから「パッション・コンプレックス」。全体的に散漫な印象。ローリー・シモンズのフィルム「悔恨のミュージック」(左)が面白かった。脚がついたさまざまなモノたちが踊り語るミュージカル。メリル・ストリープも出演している。
手にしていたリーフレットである作品に「チョン」と触れた。とたんに「あなた今何やったんです!!」とものすごい形相で近づいてくる学芸員。その怒りっぷりにびっくりして言葉を失っていると、畳み掛けるように、「あなた何した、何した、触った、触った!」とまくし立てる。「ハイ、触りました」と言うと、更にまたギャーギャー言う。このまま「お縄」になるんじゃないかというほどの剣幕だった。シロウトですみませんでしたね、でもあなたは、何を思って、どんな思想でもってそれほど怒っているのか?!(入館料は、周遊フリーパス呈示で200円安くなって800円)
美術館前からまた周遊バスに乗り、金沢の繁華街、香林坊へ行き、金沢に住んでいた友人から教えてもらっていた、崩れ落ちそうなビルの3階にある「純喫茶ローレンス」で一息つく。ここは文化人が多く訪れた場所であるらしく、われわれが座った席は、「そこは五木寛之が『蒼ざめた馬を見よ』を執筆してきた席よ!」などと店主から声をかけられる。そのお話好きの女店主からは、アルバムも見せていただいたのだが、その五木をはじめ、田中邦衛や石田あゆみ、浅川マキ、上野千鶴子などあらゆる著名人の写真が収められている。
50代とおぼしき店主は、長い黒髪にハイウエストのパンツ、タンクトップにサスペンダーという個性的なスタイル。金沢美大出身だそうで、店内には自身で描いた幻想的な絵が何枚も飾られている。美術館のこと、金沢のこと、メニューの話、五木氏の話など、客がわれわれしかいなかったこともあって、30分ほどおしゃべり。その後、お客さんがパラパラとやってくる。なじみの客と女店主が繰り広げる話も聞いていて飽きなく、ちょうど疲れがピークに達していたこともあって、ダラリダラリと1時間半くらい飲み物をすすっていた。私はレモンソーダ(500円)をいただいた。そういえば「喫茶店」しかなかった幼き頃は、いつだってレモンスカッシュを飲んでいたのだよなぁと思いつつ。
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