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断片的、あまりに断片的な

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紀伊半島をめぐる旅Ⅴ~白浜・大阪、そして新宿~

計画していた温泉をパスして、白浜の千畳敷へ。長年の海の侵食によって削られた白い砂岩は、例によって数々の落書き――というか落「彫り」――でいっぱいだった。おなじみのアイアイ傘も・・・。確かにここも、僕らの「セカイ」にうってつけなのだが。はかなく無根拠の僕らのセカイを、世界にゴリゴリ書き付ける。

千畳敷で30分くらい遊んだあと、やはり温泉に入りたくなって、近くの日帰り温泉に寄る。私たちのほかに客は、アラフォー娘と母の2人。娘が母に悪態つき、説教をし続けるのを聞きながら、白浜を臨む露天風呂につかる。そして、ビール。

まだまだ時間があったので、三段壁洞窟に行くが、洞窟へと下るエレベーターの営業は既に終わっており、その付近を適当にブラブラする。ここも自殺の名所らしい。この近くから、大阪行きの高速バスに乗る予定だったため、バス停に移動したのだが、着いてみるとごくごく普通(イヤ、もっと貧弱)のバス停で、なかなか不安にさせられた。はす向かいには、すでに閉鎖されたであろう、観光(文化)センターとおぼしき廃れた建物。入り口付近に植えられた椰子の木風な植物たちと、いやにポップな看板だけが、時代から取り残されてそこに、あった。

不安をよそにバスは定刻どおりきちんとやってきた。ここから3時間半かけて大阪へと。
【17:18三段壁】・・・白浜エクスプレス・・・【20:59大阪駅】(2,700円)
             
列車から見た紀伊半島の海岸の眺めも良かったが、このバスでの景色もなかなかだった。とくに、あれは大阪湾の工業地帯だったのだろうか、暗闇のなかで無数に光る工場の光は、ファイナルファンタジーⅦの世界(左写真)を思わせた。

大阪駅に着いた私たちは、なんだか浦島太郎のような気分になった。たった2日間だったけれど、ほとんど人に会わず、ゆったりとした時間に身をおいていたため、セカセカした都会にドギマギしてしまう。B-GIRLは初大阪だったので、あれこれ見たいところもあったようだが(食い道楽のカニとか・・・)、なんだか気疲れしてしまい、早々と夕食の場所を探す。        
              
あっさりとした食事が続いていたので、こってりと肉を食べよう!ということでホルモン焼屋へ。地下鉄で(たぶん)なんばまで行って、適当にブラブラと歩いて見つけた店に入ったのだが、ホルモン発祥地、大阪を感じさせるスタイルの店だった。私も一時、ホルモン熱に浮かれてあちこち食べに行っていたが、カウンターでくいっと一杯ひっかけるように、あるいは吉野家で牛丼を食べるかのように、ごくごく当たり前に1人カウンターで肉を焼いて食べる、というスタイルは東京では見たことがなかった。

よく、焼肉を1人で食べられるか否かが話題になったりし、ある深夜ドラマ(だったと思う)では「大勢で行けばタンとかミノとか周りに気を使って頼まなければならないけれど、1人だと好きなカルビだけ食べられてあー幸せ」なんてつぶやく女子を描きながら、今のお一人様女子というか、ディスコミ若者、みたいなものを提示していたけれど、ここでは1人で網で肉を焼いて食べるという行為が特別ではないんだなぁと。まぁ女子はいなかったですけれど。

まだ開いていたファッションビル内で歯磨きをして、24時前に深夜バスに乗り込む。初の3列シートでかなりゆったりした座席だったし、疲れているということもあってぐっすり眠る。
【23:45大阪梅田】・・・海部観光・・・【6:30新宿西口】(3,300円)
              
新宿駅に着き、バス内に携帯電話を忘れて取りに走る、といった失態をおかし、家へ帰るB-GIRLに旅の荷物を託して(!)、私は1人大久保へと向かう。あらかじめ調べておいた、韓国マッサージ&お風呂屋へ行き(女子オンリー店)、ひとっぷろ浴びる。時間があったので、仮眠室とやらに移動してみると、バスローブを着た女性たちが大部屋でマグロのように横になっている。私は空いていたリクライニングソファに座り仮眠を取ろうとしたが、この状態では、携帯電話の目覚ましをかけるのは迷惑だなぁ、と思い(実際、その音に気づかず周りに迷惑かけた経験は少なくない)、ただぼーっと、しかし眠らないようにソファに座っていた。

8:30頃その店を出て、近くの韓国料理屋で朝ごはん。ビビンバを注文したのだが、朝っぱらから例の無料で出されるツマミ類――キムチやナムル――がいくつか運ばれてきた。朝からこれかーーと思いつつ、何も手をつけないのも悪かろうと思って、そしておなかがすいていたこともあって、キムチは遠慮したが、椎茸のナムルを食べてみる。椎茸は唯一私の嫌いな食材であったのだけれど・・・・・・。しかし、美味しかった。結局全部食べてしまい、そしてその2,3日後に自ら椎茸ナムルを作ることになるのだった。

そしてそのまま何食わぬ顔で職場へと向かい、夜はライブへと。熊野でのあの時間が嘘のようだ。
B-GIRLも最近めでたく職が決まったが、早速の深夜までの過重労働である。B-GIRLにとってこんな旅ができるのは、今度仕事を辞めたとき、かもしれない

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