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断片的、あまりに断片的な

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イラストのお仕事

翻訳はあと1章を残すのみとなり(しかしとても長い!)、ここ数日間はとあるイラストの仕事に精を出していた。朝日新聞の多摩版では、多摩地区に在する大学の教員がコラム/エッセイを担当する「キャンパス・ブログ」という週1連載があるのだが、わが校からはうちの師がそのコラム執筆者として選ばれ、私はそのコラムに華を添えるイラストを担当することになったのだ。掲載予定日は3月17日からだそうだ。毎週月曜日、計5回である。(上の絵は「キャンパス・ブログ」に無関係です)

作業はなかなか大変だった。やはり、そのコラムの真髄を1カットで表わすのは一筋縄ではいかない。読解力、そして変換力が要求される。最初ちょっと不安だったので、第三者に師の文も読んでもらってから、私のラフ画を見てもらった。そしたら奴は「ここで言いたいことの中心は別なんじゃない?」と言う。しかも、あるカットで大きなゴミ袋を描いたのだが、それを「何これ、ラ・フランス?」と言いやがる。どんな文脈でココにバカでかいラ・フランスが置かれるんだ!バカ!などとギャーギャーやったりしたが、やはり作業は孤独にやるに限るということで、その後は1人もくもくと作業(結局「ラ・フランス」はボツ)。いちゃもんつけられても、もくもくと作業。

技術が無いので、いかに面白いものを描くかを考えた。これは文章を書く上で、いつも師に言われていることではないかと思いつつ。一筆書きのように、下絵なしで一気に描いたものもあれば、何度も何度も書き直したものもある。書き直すうちに徐々に当初の構想から外れていったものもある。なんといっても画力が無いから、あきらめなければいけないことも多々あった(これも文章書く上でわきまえなければいけない部分だ)。

いつも通りサインペンで描く。修正液使ったり、修正液使いすぎた部分を切り抜いたり、本当にアナログ作業。なんとかかんとか出来上がったイラストを担当の方に提出したのは18日の深夜で、まぁ予定より早く出せたし何より何よりとほっとしていたのだが、すぐにメールの返信が。「あの~イラストは長方形でなくて、正方なんですけど、、、、ご検討願います・・・・」。ちゃんとこの件については聞いていたはずで、まったく自分の毎度ながらのだらしなさというか、思い込みにあきれてしまう。横長長方形を正方形に直すために、上下を描き足し(これもすったもんだだった)やっと作業が完了したのだった。
私の絵は、佐々木マキ氏、スズキコージ氏、鳥山明氏などに影響を受けていると思う。佐々木氏に関していえば、うちには両親が読んでいた古いガロがいっぱいあるのだが、彼はガロで漫画を描いていて、私はそれを盗み読みしながらそのシュールな世界に幼心に魅かれていた。学部時代に「唯幻論」で有名な先生の部屋で、佐々木氏の絶版漫画を発見し「チョーダイチョーダイ」とダダをこねていただいてきた思い出もある。スズキコージ氏に関しては、良く展覧会等に行ったし、書店でのサイン会に並んでサインしてもらったこともある。彼のカラフルな絵のおかげで、からし色のタイツなぞ履くようになったのかもしれない。
鳥山明氏はアラレちゃんやドラゴンボールだが、良く覚えているのが、おもちゃや漫画(ドラえもんとか)をほとんど与えなかった両親が、なぜかアラレちゃんハウスのおもちゃを買ってくれたことだ。ドラゴンボールもなぜか常に全巻揃っていて、漫画なんかほとんど買ってくれない状況下で、漫画家になりたいと思っていた私は、執拗にその絵をまねていたのだった。ある時期なぞ、存分たがわず悟空やらクリリンを描くことが出来たっけ。

ちょっとこんなことも振り返ってみたりして、面白い経験が出来ました。ありがとうございました。また掲載時にはアナウンスします。

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