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断片的、あまりに断片的な

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「おのぼりさん」の東京―玉ゐ@神田

先日、久しぶりに昼間、東京/銀座辺りをブラブラした。改装オープンした大丸東京店や、有楽町に新しくできた丸井やその他ファッションビルなどを視察しがてら・・・という「銀ブラ」である。大丸東京店をすみずみまで見てから、また電車に乗って神田へ。なにを隠そう、この日の最大の目的は、神田にあるあなご専門店「玉ゐ」に行くことだったのである。

あるグルメの知人が「もうこのまま死んでもいい・・・と思うくらい美味しかった」とのたまう、あまりにのたまっていたので、「そんなに言うんならどれほどのもんか確かめてやる!!」という挑戦モードで「玉ゐ」さんに挑む。まぁそう強がっていても(?)心はウキウキしていたのだが。なにせ、昼食をわざわざ電車に乗って食べに行くなんてそうないことであるし、神田駅に降り立つのも、15年以上ぶりなのではないか。

「玉ゐ」さんの本店は日本橋で、ここ神田店(日本橋室町)は2号店である。大通りからちょっと外れた場所にあり少し迷ったが、11:30頃にお店に到着。古い民家を改造したようなこのお店、昭和20年の東京大空襲で焼けずに残った家屋を使用しているという。ホームページには、「この家屋が焼けずに残ったのは きっと何かを守り伝えなければならない宿命があるのではないだろうか?」なんて、さも老舗であるかのように匂わせているが、オープンは2006年である。穴子店でこの店構え、なかなか巧みな「歴史」の演出だ。

さて、かんじんの穴子だが、どうやら天然モノを食べさせていただけるらしい。知人からお勧めされていた「箱めし」の小(1,600円)を頼む。「ごはんは大盛にした方がイイヨ、タダだしね」とのアドバイスも受けていたので、「箱めし小の大盛」という、なんだかよくわからない注文をする。穴子は「煮上げ」か「焼上げ」を選べる。私は、濃い味が好みなので、煮上げの方が味染み込んでいるかなぁと安易な考えで「煮上げ」を注文。それから、ここの売りの一つである、「お茶漬け」用の、あなごの骨とかつおのだし汁(200円)も注文しておく。簡単にいえば、ひつまぶしの穴子バージョンである。合計で1,800円とかなりゼータクなランチだが、たまには祭りも必要さということで、腹くくる。

削り柚子の皮、ネギ、わさび、胡麻などの薬味はお好みで。穴子の真ん中にのっている甘辛く煮た穴子の胆、うまい、胆ってどうしてこう・・・魅力的なんでせうか。もぐもぐといただく。う~ん、美味しいのだが、私にはちょっと上品すぎる味。寿司ネタのあなごは好きだけれど、丼とか重となるとパンチのあるうなぎの方が好きみたい。そういえばここを勧めてくれた知人は、「魚の中では鯛が一番好き!」とほえる、淡泊上品志向の舌の持ち主だった。6分の1くらい残してお茶漬けに。当初は、「こんな量じゃ絶対に足りない!」と思っていたのだが、余ったダシ汁もゴクゴクといただいたので、最終的にはかなり満腹となった。

 店を出て、神田の街をブラブラ歩きながら、幼き頃は、父と2人でここら辺りにとんかつとか、なんやらを食べにきたっけ・・・と思い出す。父っ子だった私は(というか、母は妹担当であった)、父が秋葉原に買い物に行く時もピョコピョコ・・・銀座に行く時もピョコピョコとついて行った。千疋屋でフルーツパフェ食べたなぁ・・・(「モダン」体験者のようなセリフ・・・。左の写真は千疋屋)。そういえば、父は学生時代に大丸東京店のショーウインドーの仕事をやっていたと、いく度となく言っていて、それで大丸で買い物なんかしたことがない私も、なんとなくその名前だけにはなじみがある。だから、東京/銀座周辺は、わたしにとって父との場所である。
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