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断片的、あまりに断片的な

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脱インターネット@カフェ

 友人のブログにも書いてあったが、ときにインターネットのケーブルを抜いてしまいたい衝動にかられる。誘惑が多いのだ。友人のサイトやmixiを覗いてみたり、メールのチェックをしてみたり、音楽を聴いてみたり、突如思いついた調べ物をしてみたり、そしてブログを更新してみたり・・・。
 もちろんそういった行動が息抜きになる場合もあるが、そこから抜け出せなくなる場合もあるし、思考が別の方行に持っていかれてしまうこともある。「インターネットのせいにするのもたいがいにしろ」、といったなんとも情けない話ではあるが・・・。
 線を抜くのは簡単なこと、だけどまた線をつなぐのも同様に簡単なこと!そこで、脱インターネットをもくろみパソコン抱えて外出することにした。

 まず、無難にドトールへ。なんという混み様!そして騒がし様!退散。
 煙草の吸えないスターバックスを横目で見やりつつエクセルシオールカフェへ。席はかなり埋まっていたけれど、ドトールと違い一人の客が多く、それほどうるさくはない。フカフカソファーには座れなかったが、とりあえず席を確保。ドトールよりも70円高いカフェ・ラッテを飲みながら、パソコンに電源を入れ作業開始。
 うるさくないとはいいつつ、やはり周りの人びとの行動をついつい見てしまう。一生懸命ノートに書き物をしている人「なんの勉強してるのかな~」、煙草を何箱かテーブルに積み上げている人「何時間ここにいるのかしら」等々。更にもっと気が散ったのは、席を見回りにくる店員(薬丸クン似)さんの存在である。席が混みあっているため、新たにやってきたお客様の席の確保を随時サポートしているのだ。
 入口には「混みあった場合、長時間ご利用の方には退散してもらいます」旨が書かれていたが、単なるおどしだろうぐらいに軽くかまえていた。が、その店員・薬丸は、ひとりひとりの客の入り時間をしっかりとインプットしているようで、新客が来るたびに最古客の肩を後ろから叩いていく・・・。リストラだ、「もうアナタに用はありません」。

 申し訳なさそうにすごすごと退店するものもいれば、耳をかさない者もいる。ある人は「もうちょっと、もうちょっとここに置いてくれ」と何度も店員・薬丸とやりとりをした末、とうとう店員・薬丸はその客のコーヒーマグとプレートを片付けてしまった。さすがに「オイオイ、ひどいサービスだな」と思ってしまったが、その最古客はすずしい顔で新たな煙草に火をつけ読書を継続。その姿を店員・薬丸が見た際の反応を見逃したくなくて、私は店員・薬丸の姿を目で追った。店員・薬丸、最古客を見る、「まさか!」の表情、そして怒り、最後はあきらめ。私のようにそのやりとりを一部始終見ていた大学生らしき若者2人は「俺はあんな風にはなれないな~」「うらやましいよナァ、あの根性」などと話し合っていた。
 そのしぶとい客はいつの間にか消えていたが、店員・薬丸の厳しいチェックは続く。数時間もいれば、私も30席あまりの喫煙コーナーの客はだいたい把握出来てきた。「お、あそこの人は帰ったのか」、「あの人新顔だなぁ」などと思いつつギクリとする。時は経ち私はすでに古株。次のターゲットは私かもしれない!
 そう思うと不思議なものでやたらと店員・薬丸と目が合うような気がしてしまう。パソコンを持ち込んでいたのは私だけだったので、他の客との差別化もしやすいがゆえ、何時に入店したかもインプットしやすいはずだ。新客は途切れることなくやってくる。
退散。
 ちょうどそろそろ帰ろうかと思っていたのだけれど、なんだか負けた感じだ・・・。現在、店員・薬丸との再戦を計画中である。

 もともとあまりチェーン店系のカフェに長居をしたことがないので、一般的なことはよくわからないが、こんなふうに店の回転率をあげようと躍起になっている店ははじめてだ。エクセルシオールカフェの経営方針なのだろうかとも思ったが、別のエクセルシオールでは、購入する前に「ただいま満席です」と案内されたことを思い出した。うちの地元の店の、イヤ店員・薬丸自身の方針に違いない。
 チェーン店ではなく、自営の喫茶店等に行けばこんな目に合わないのかもしれない。が、狭くてあまり人がいない空間も、店員との距離が近すぎて落ち着かない。「群集の中でこそひとりになれる」、社会学に古くからある理論である。

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