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断片的、あまりに断片的な

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渋ブラ、銀ブラ

  
日曜は、午前中に渋谷、夕方に新橋でちょっとづつ用事があって、なんともやりづらいスケジュールなのだが、作業道具を持って出かける。渋谷での用事を終え、とりあえずその足でアップリンクに映画のチラシやイベントのフライヤーなんかを取りに行く。近くのカフェベローチェで薄いカフェオレを飲みつつ作業。途中で煮詰まって、フライヤーを眺め、NHKでやってるアジア・フィルム・フェスティバルに行くことに決める。

1作品500円で見られるということで、『デリー6』(インド2009)を見る。まぁまぁまぁ、楽しめた。デリー内の宗教の対立、カースト制度などの問題を、主人公のNY生まれのインド人の青年が丸く収める、というご都合パターンではあるが(「他者」が感情移入しやすい視点)。しかしこのフェスの盛り上がりのなさは寂しいなー。NHKの宣伝がダメそうってことはわかるけれど。前日も、日本映画しか見ないという人と話していて、「だって、海外のことはわからないもの」と言われる・・・。嗚呼、情報社会って。

分かる(好きな・得意な)ものしか見ないというのは、分かる(好きな・得意)ものしか分かりえないということなのだけれど。分からなくたっていいというのだろうが、でもそうなるとその人がいう「分かる(面白さなりなんなり)」は、非常に狭いものでしかないと思わざるを得なくなって、聞いていられない。まぁ要は、「最高!」といわれて、「そんなこといわれたって信じられない」と思うということ。相対化していないから、相対化(ネチネチ)してしまうということ。そして、厭な感じになってしまうわけだが・・・。

NHK前のけやき通りでは、ロッカーっぽい兄さんから「毛皮反対」のチラシを受け取り、代々木公園で行われていたアースガーデンを一通り回って、数箇所でやっていたライブもちょっと見る(GAKUや梅津和時なんかも出ていたみたい)。チーク材で作られた食器や皿やカトラリーに魅了されるが、いまネットでそれらを見ても特になんとも思わない。でもしかし、この差を説明するのは難しく、そして課題。
    
銀座まで出てまた、薄いウーロン茶を飲みながら作業。雨が降っていたので、アバクロ臭はなく。銀座にあるアメリカの「高級」カジュアルウェア店、アバクロンビー&フィッチでは、例の上半身裸のメンズ店員はもちろん(写真)、店内にも、商品にも、ワシャワシャと香水を振り掛け、「匂い」で販売訴求する「五感戦略」が有名。そのパワーは、銀座に着いて地下から地上にあがったとたん、「プーン」と匂ってくるほどなのだ(写真ソースはThe Bilerico Project)。

アメリカでは今年の秋、このアバクロ臭に対してデモが行われたそうだ。なんでも香水に含まれている有害物質がラベルには表記されていなかったようで。「クリーンなエアーを返せ!」「精子の数が減る!」などと。こういうデモが行われるのはさすがだと思うけど、ユーモアじゃなきゃちょっときついね。車を壊して、喫煙者の顔に水ぶっかけてまわらなきゃならない。

ともかく、日曜の夕方の「クリーン」な雨の日の銀座。
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