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断片的、あまりに断片的な

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東京タワー

用事があって大門に行った。大門に着き駅の改札前に張ってある近辺地図を見て、「ああそうか、東京タワーの地だったな・・・」と思い出した。用事が済んで、次の約束まで時間があったので何年ぶりかに東京タワー付近をブラブラした。

まずは大門をくぐった先にある増上寺へ。最後に東京タワーに着たのは確か19歳のときだが、この寺のことは全く覚えがなかった。そのときだって、おそらく浜松町から歩いてタワーまで向かったはずで、このどでかい寺が目に入らないわけがないのだが、記憶ゼロである。おそらく3歳のとき、おねしょの布団を母親に見つからないように風呂場に隠したことはそのときの感情を含めはっきりと覚えている(ような気がするだけかもしれないが)のに、全く記憶というものは不思議なものだ。
徳川家の菩提寺ということで、あちらこちらに徳川家系図がかけられている。11代家斉の絶倫(?)っぷりに驚く。子ども53人で養育費が幕府の財政圧迫か・・・。学校でそういうことを教えてくれればいいのにと思ったが、寺のあちらこちらには歴史マニアとおぼしきおじさんたちが、通りすがりの人たちに徳川家についての講義をしているのを見て、「ああ、そりゃトリビア好きには授業は出来ないよなぁ」とも思う。半分聞いて、半分流していたが、マニアは執拗に絡みついてくる。先生と違って。
タワー到着。ハトバスもバンバンやってきて、入り口は長蛇の列、とても登れそうにない。登るつもりもなかったが。

ここのところ東京タワーを名に冠した小説がいくつか売れたが、地方から出てきた人たち、あるいは「丸の内アーバンライフ」を送る人たちにとっては、東京タワーは何か特別な意味を持っているのかもしれないが、郊外者にとってみればゼロである。自由の女神とも、エッフェル塔とも、凱旋門とも違う、ゼロタワーである。

ブラブラと歩いていたら、「オシャレ」なマンションから、犬を二匹連れた男性が出てきた。首には「ドルチェ&ガッパーナ」のデカロゴ入りマフラーを巻いて。いかにも「都会的」な感じに笑ってしまうのは、郊外者のひがみなのかなんなのか。ドルチェからはどうもそんなイメージが離れない。
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