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断片的、あまりに断片的な

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夏の終わりとテキサス・マティニック・ナイト

「じゃあ7日の夜に」

という簡単な約束のみが取り交わされた、我がファニー・ハウスのパーティ。昼間はみんなそれぞれ出払って、話の流れで料理担当みたいになった私が一番先に家に戻り餃子作りを始める。次に隣のB-BOYが戻ってきてお好み焼きの準備を始める。ちなみにこの2品は夏に学校の友人宅にお邪魔した際も登場した。日本のパーティメニューの定番なのかと考えつつ、でもノット・ジャパニーズたちが満足するのかは考えずに黙々と作業。2人で餃子の包み方違うね、なんつったりしながら大量の餃子を作る。余っていた野菜をふんだんに使ったサラダも作り終えたが、いっこうに誰も帰ってくる気配なし。「あの約束は幻だったんじゃ・・・」と思っていた矢先に、アメリカンのAが帰ってきた。

手にはジンの瓶とパインジュース、さくらんぼの缶詰など。テキサス風オリジナル・マティーニをご披露してくれるという。オージーのSももう駅付近にいるから他に必要なものがあれば買ってくるよう電話しようか?と言うので、すかさず命の水ビール他をお願いする。

しばしのちSが荷物を抱えて到着。狭いダイニングに各自の部屋から机や椅子を持ち寄り、ファニー・ハウス住人以外の2人も加わって、かなり窮屈なパーティがスタート。遅れて数日間しゃっくりのとまらない(現在進行形)数学研究者Tも帰ってくる。

餃子もお好み焼きも「ウマイ」あるいは「マイウー」ということで、それなりの高評価。Aが計量カップできっちり酒やジュースの量を測って作ってくれた特性マティーニは、一般的なマティーニとはかなり異なる味わい。マティーニといえば、ジン+オリーブの実という、みんなのオシャレな記号=つまりはダサイものというか、「101回目のプロポーズで浅野温子がやたらと飲んでたやつ」しか飲んだことがなかったのだが、このA特製テキサス・マティーニは、パインジュース、バニラエッセンス、グレープエッセンス(?)、チェリーという非常に飲み易いもの。久しぶりにジンなんか飲むのに、最終的にはジョッキになみなみと作ってくれたりしたものを飲んでいたら、次の日ドエライことに。まぁ次の日といわず、パーティ時にもここではかけないようなトラブルを生み出してしまったりしたのだが・・・。

話は音楽、大学時代の研究テーマ、9.11、ブッシュ、言語、このファニー・ハウスのこと、中野警察が外国人狩りにこの家に乗り込んできたこと、性的なお話までさまざま。その日来ていたSの友人含めノット・ジャパニーズたちは日本語を話さないので会話には苦労するが、名通訳の隣のB-Boyやらに助けてもらいつつ。そして日本語強行突破も行いつつ。

ところでファニー・ハウスには同性愛者がいる。そのことを話すと露骨に気持ち悪がる奴がいる。そんな奴が他者とか弱者とかマイノリティとか語る資格があるのか、「だってわからないモン」なぞといってわかるものしかわかろうとしないのでいいのか、わからないというスタート地点にすら立てないのか、などと隣のB-BOYと話している。
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