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断片的、あまりに断片的な

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タスポ

関東地方でタスポが導入されてから10日たつ。浸透度の低さはメディアから伝わってきているが、私もいまだ申し込んでいないし、私の周りでもその保持者は1人しか知らない。

運営主体は社団法人日本たばこ協会らではあるとはいえ、禁煙(ファシズム)ブームな今、タスポは犯罪者証明書のような気分にもなる。しかし、写真を貼り付けるなどと手続きのめんどうくささがタスポ登録を拒ませる一番の理由だろう。何より自販機以外では買えてしまう、のだから。

そんなわけで、特にタスポ導入を意識せず10日間あまり過ごしてきたが、「ああ、シマッタ、自販機だった」と思ったのは3回くらいだった。私は朝か夕に駅の売店で買うのがほとんどだから、まぁこれからもそれほど困るということはなさそうではある。
ただすっかり忘れていたのは、タスポ導入により23時以降も自動販売機で買えるようになるということだ。タスポの目的は未成年者喫煙防止にあるが、改めて「ああ、23時以降販売禁止は未成年者喫煙防止にあったんだっけ」と思い、その建前的な防止策に笑ってしまった。未成年者は人目をはばかって23時以降に自販機に向うとでも?いまだそんな地域の目が効果的であると(そして「地域の目」があると)思っていたのだろうか。そして自販機押さえれば、コンビニなどの店頭では年齢確認がきっちりおこなわれているはずだからこれでOKよっていう、コンビニの実状なぞ知らない人たちの考え。

アメリカではしっかりパスポート提示を求められた。タイのコンビニでは、深夜12時ちょっと過ぎにタバコではなくビールを買おうとレジに持っていったら、店員さんが「No,No」と言いながら慌てているので、「あーパスポートね、はいはい」なんて見せようとしたら、そうじゃなくって12時以降は誰であろうと酒は売れないといわれた。店員さんがうっかりしていたほど12時をほんとうにちょっと過ぎただけだったのに、アルコール飲料が並べられた冷蔵ケースは、私の目の前でぶっとい鎖で厳重に封じられてしまったのだった。シビアに徹底、である。
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