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断片的、あまりに断片的な

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おいしい森の合宿

3月中旬に翻訳の下訳が終わったので、師と細かな見直しをすることになった。場所は師の住む河口湖の「森の家」にて泊りがけで。合宿である。土曜日に仕事を終えた足で河口湖に向い、その日は夕飯を食べてから夜1時まで、次の日の日曜日は一日中見直し。その夕方帰る予定だったのだが、作業が終わらず、結局月曜日の朝、高速バスに乗り職場へと向うというスケジュールだった。

最初のページから、分かりにくい訳や、文法の取り間違い、時制、専門用語の訳し方・統一などを細かくチェック。以前から私の時制の無頓着ぶりが指摘されていたが、合宿前に自分で見直していたら本当に本当にヒドイものだった。とにかく進行形にしたがる。「~する」「~した」という断定が出来ず、「~している」とか「~していた」となる。進行中なだけに、ちょっと曖昧。私の及び腰の表われだったのかもしれない。

そんな作業のなか、楽しみなのはやはり食事。1日目の夕食は、師のパートナーのKさん(+蒔ストーブ)が朝から煮込んでいたハンバーグをいただく。写真撮り忘れてしまったけれど、レストランのような盛り付け、卓にはローソク。その他、ふきのとう+こんにゃくのピリ辛炒め、私が昼間食べ損なったお弁当の残りのご飯も一緒にまぜこんでしまった(!)そばのゆで汁シーフードリゾット、チーズと椎茸のグリーンサラダ。私は椎茸が嫌いなのだが不思議とパクパク。Kさん「この椎茸しっかり味するねー」、私「全然味がしないから食べられます」。うーむ、なんだこの激しい味覚の相違は。Kさんいわく、「美味しい椎茸食べたことないのよ!」。そ、そうなのか。
次の日の朝はヨーグルト(自家製)とコーヒー。たまたまやっていたグールドのドキュメンタリー番組を見る。グールドのショパンを初めて聴く。昼食はKさんが作ってくれたパスタやらサラダやらパンやらのプレートを外で食す。いなくなったと思ったら師は昼寝をしていた。コーヒーを飲んで、だべってたっぷりの休憩、いつもこうありたい、が。
「食べる」だけでなく、「作る」という作業も気分転換にはもってこいの作業だ。というわけで、じっくり夕食作り。師がそば粉のクレープを作り、私がその具を何種類か作る。好きな具をお好みでクレープで巻き食べるというスタイルで、ガレットというより手巻き寿司や北京ダックのイメージ。

バンバン冷蔵庫を開け、鮭とほうれん草のバターソテー、キャベツニンジンサラダ+わさびドレッシング、舞茸+昨日の残りのご飯を合わせたピラフのようなもの、白身魚(なんだったか忘れた・・・)+ふきのとうのソテー、ちょっと変り種の山芋とベーコンのトマト炒めなど(あるイタリア料理店で食べて以来良く作るメニューだ)。

 
合宿始まる前に「アルコール無しね」と言われ、心の中で「えええ~」と激しく叫んだが、一日の終わりには無事にビールが与えられた。たっぷりの作業と、たっぷりの休憩、たっぷりのご飯、そしてちょっとのビールというなんとも健康な(?)生活を数日間おくった。まったくもって合宿である。おいしい、合宿だが。

そして、作業はまだまだ続く。
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