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断片的、あまりに断片的な

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六本木ヴェルファーレ

                              
Jan05_30.JPG4日に新年初出社。「おめでとうございます、今年もよろしく・・・」の挨拶もそこそこに、「それでどうだった、どうだった、どうだった?」と数人に尋ねられる。そう、ヨークは、2007年1月1日をもって閉店した大型ディスコ(クラブ)、ヴェルファーレに年末見学に行ってきたのであった(うまく取り込めませんでしたが、左写真のフライヤーは金ピカに輝いています)。

 バブル経済が終焉し、音楽的趣向の細分化傾向の受け皿となった小箱系クラブが次々と登場していくなかで、芝浦ゴールドやジュリアナ東京といった華やかな大型ディスコ(クラブ)が閉店を余儀なくされた(マハラジャは手をかえ品をかえて現在も展開中・・・)。しかしここヴェルファーレは、上記の二つのディスコ(クラブ)が閉店した1994年にオープン。当時ヒットチャートを独占していたコムロ系アーティストを擁していたレコード会社、エイベックス・トラックスとの絡みがあったがゆえだろう。
 大晦日はTKファミリー総出演でカウントダウン、大御所アース・ウィンド&ファイヤーを招いてのライブ、(和製?)トランスの流行、パラパラ、アユ、今をときめく幸田來美・・・。アースはともかく常に話題のモノを提供し続けてきたヴェルファーレだったが、ついに2007年1月1日には閉店に追い込まれたのだった。閉店の理由は一応「借地契約満了」とのこと、今後の予定は未定だそうだ。

c1451faf.jpg 昨年の春頃に、ベルファーレだかエイベックスだかの重役さん(すいません、忘れました)が「六本木地区のディスコの営業時間を1時から朝まで延長しろ!」と都に訴えを起こしているという記事を読んだ。ダンス関連の営業は、社交ダンスも、クラブもキャバレーも、風俗営業法=風営法(風適法)の規定によって取り締まられている。風営法によるダンス関連の営業形態の区分けは5段階あって、そのうちの第三営業がいわゆる「ディスコ」であり、それと規定されると午前0時か1時までの営業しか許可されない(地域(=風俗)によって異なる)。    
 その5段階を区別する基準はいろいろある。主として女性の接待があるかないか、照明の明暗はどうか、外から見通せる窓(=視線)があるか、そしてもちろん、人びとが踊っているか否か(踊る施設があるか)などで、明らかに広大なダンススペースを擁するヴェルファーレは「ディスコ」と規定されるわけだ(そもそも「インディシアター・ディスコ」としてオープンしている)。

645af6ef.jpg もちろん、この風営法を守るか守らないかはまた別の話である。明け方まで営業しているいわゆる「クラブ」は深夜飲食営業として営業しているわけで、風営法的には踊ってはいけない場所である。つまり、男女が夜な夜なお酒を飲んだりカラオケボックスで一夜を過ごすのはかまわないが、踊るのはダメなのである。男女が同じ空間で踊ること、これは社交ダンス輸入時から批判されてきたことである。いや、それ以前の歴史においても、ダンスの混沌としたパワーに時の権力者は恐れおののいてきたわけだが。
 結局、ディスコの深夜営業は認められずヴェルファーレは閉店したわけだが、もし深夜営業が許可されていたとしても、その営業が継続されていたかは疑問である。
 音楽聴取の態度の変化。ベンヤミンが宣言した複製技術によるアウラの喪失、しかし複製技術時代だからこそ立ちあがってくるある種のアウラをわれわれは確認してきたはず。でも、なんとなくもう、「アウラ的な何か」ですら必要ではなくなってしまったのかもしれない、とも思ってもしまうのだ。
 
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