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断片的、あまりに断片的な

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ヤナイムツミ展@プランター・コテッジ

先日、小学校からの友人、ヤナイムツミの作品展(写真/絵画)に行ってきた。場所は国立にあるプランター・コテッジ。木造平屋を全面改装して作られた、図書室/ギャラリー/多目的家だ。写真を撮り忘れてしまったが、壁は荒壁土で覆われ、天上には葦(よしず)が張られている。その葦(よしず)のすき間から、太陽の光と屋根を覆う葉っぱが見え隠れする。(写真はRIKI-TRAIVAL WEBSITEより)

手掛けたのは「アートの視点から『場』の持つ力を考える、つくる」といった活動をしているRIKI‐TRAIVAl。ここには何回か訪れているが、この日はその中心的人物である美術・彫刻家の小池さんもいて、小池さんやヤナイの友人の美大生2人ともどもとお茶飲みながら談笑。

小池さんからはさまざまな話を聞き、大変興味深かった。先日予定されていた、イタリアの哲学者アントニオ・ネグリを東大と芸大などに呼ぶというプロジェクトに関わっていたそうだが、来日3日前になって突如、日本側からビザの問題を持ち出され、来日が阻止されてしまったらしい(当初ビザなしでいいとという了解を得ていたそうだ)。

ネグリは共産主義者で、「国家転覆罪」などで逮捕された人物である。入管法では1年以上の懲役等に服した外国人の入国を禁じているが、政治犯に関してはその限りでなく、また事情によっては特別許可がおりる。しかし数日で許可がおりるはずもなく、計画的に来日が阻止されたというわけだ。

そんなところから、権力や社会、文化、コミュニケーションなどの話題になった。たびたび小池さんから問いかけられ、社会に対して何をすべきか、何を言うべきか、ということを改めて考えさせられ、良い緊張感を持った刺激的な談笑だった。

終わってからヤナイと中華料理屋でギョーザ+ビール(おっさんである)、マックで100円コーヒー、さらには我が家の台所でビールを飲みながら、今日出た話題や、ヤナイが個展前に小池さんから問われたという世代論の話、その他もろもろを語り合う。うちら、もっとも中途半端な世代なのではなかろうか、と。
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