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断片的、あまりに断片的な

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セレノグラフィカ「待たない人 ~樹下の双魚に~」@麻布ディプラッツ(2007.8.23)

麻布ディプラッツで、京都を拠点に活動しているダンスカンパニー(といっても男女2人)セレノグラフィカの「待たない人 ~樹下の双魚に~」を見に行く。

ダンサーの阿比留修一さんが、まず何分かソロで踊る。「歌舞伎役者のような顔をしているな~」などと思って見ていたら、第2部では赤いノースリーブシャツに紺のプリーツスカートといった女装。うーん、このマッチ具合はすごい。「女らしさ」から遠く離れたかのような隈地茉歩さんのおしりをそっとなでる女装の男性、それを力いっぱい殴り倒す「女らしくない」女性、のやりとりがおかしい。

 ダンスは身体の表現だが、言葉がないかつ生もの(ライブ)であるということに全てを負っちゃってるということはありはしないか、とも感じた。チラシのなかで、「ただ真面目に動きだけで見せるものがダンス作品だと思っていたこととの決別」と隈地さんは書いているが、じゃあダンス作品とは何?私の経験や読解力が及ばないのだろうが、動きを見るしかなかったよ、私は。


また、この公演のデザイン・コンセプトを担当している岩村さんが「許される限り劇場外の環境音を聞かせ、ダンスに無関係な音(情報)と、身体の動きによって作り出された(偶発的な)舞踊の雰囲気が、意外に豊かで新鮮な鑑賞体験を実現した」と書いているが、じゃあ携帯電話マナーモードにさせる必要はないのでは。しっかり制約うけた音環境ではないか。
ただ、2人が触れそうで触れられない、触れたいけど反発するといったもどかしい関係、対話の表現は面白くつい見入った。あと阿比留さんの表情と動きからは「普通ってやつが一番たち悪い」といった怖さを感じたり。なにせ正統的(?)な顔立ちでスカートはいてクネクネしてたりしたし、真顔でスライディング(ちょうどその視線の先の一番前の席に私は座っていた)またフラフラ踊り、またスライディング~を何回か繰り返す。一見「不思議」っぽい隈地さんのほうがむしろ安心して見れたのだった。
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