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断片的、あまりに断片的な

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Radiohead『in rainbows』

Radiohead『in rainbows』ダウンロード解禁日と同じ日に発売された松浦亜弥(アヤヤ)の最新アルバムは『ダブル・レインボウ』というようですね。これまたラジオで聴いてたのですけど、トークうまかったです、アヤヤ。「え~わかんない」とか言わないし。

さて、レディオヘッド。
ライブでは演ってたけどCD化されておらず(もちろんネットではライブ音源出回ってました)幻の名曲とされていた『Nude』が一番なのですけど、それだってかなりバイアスかかっていると思います。私が「ファン」(かどうかも近年あやしい)であるというバイアスではなくて、何年か前に聴いたときから既に気に入っていたというバイアスです。そのとき聴いた音を頭のスピーカーで鳴らしながら聴くからいいわけで、このダウンロード版の『Nude』に限っていえば大分期待はずれでした。長年、ライブで演奏してきた曲ですから、アレンジも大分変わっているのですけれど、これはもっと名曲になるべき曲ではないのか、と。

mixiのレディオヘッド・コミュニティを覗いてみましたが、みなわりと好意的でした。2チャンネルだとこうはいかないのでしょうが。そんな「暖かい」mixiコミュニティでも否定的意見は当然あって、「全体的にB面集のよう」とおっしゃっている方がいました。B面には隠れた名曲があるとか、そもそもB面なんてナイジャンとか、そんな揚げ足をとってはいけません。非常につなぎ的な、ラフな印象なんですね。『Nude』の感想と同様ですが、全体的に「もっとどうにかなるのでは」という曲々。


まだ、周りのレディオヘッド仲間には感想伺ってないのですが(某氏に電話してみましたが「ダウンロードの仕方が良く分からん」との答えが返ってきました)、隣のb-girlは「リラックスしてやってていいジャーン」ということでした。そしてそのまま隣のb-girlは私のベッドで「グースカ」お休みになったのでした。確かにmixiでも「眠るのに最適」という意見がチラホラとありましたが。


リラックスして、垂れ流し的に音楽を配信することは悪いことではありません。ジョン・レノンは新聞のように(今でいえば「ブログ的」なんでしょうか)音楽を発表したいと言っていたかと思います)。セルフリリースという道を選んで、好きなときに好きなように、それこそ垂れ流し的に音楽を発表でき、それでもそれなりの金銭的バックが保証される状況に(今のところ)レディオヘッドはあるわけです。もし垂れ流すならば、まめに更新していただかないと、ブログは4年も間を空けては意味がないのですから(と思わざるを得ない曲たちでした、私にとっては。他は5曲目と最後の曲『videotape』が好きですが)。
そうはいっても、とくにがっかりしたということはなく。don't get any big ideas,they're not gonna happen(『Nude』)ですかね。

それでも、今回の販売方法は興味深いものでした。複製技術によって、確かにラジオやテレビやネットやらでその音楽は多くの人に届くことになりました。だけど、モノとしての音楽(正規CD)の分配は平等になされるわけではない、少なからずの礼拝的価値をCDは有していたと思います。しかし、これは、私も地球の裏側の人も、それぞれ自分が払える額を支払って同じものを買うわけです。タダじゃないところがポイントです。もちろん£0という選択は出来ますけれど、価格設定をこちら側にゆだねられることで、モノを買うという行為を、それなりに考えるでありましょうから。

mixi見てたら、「レディオヘッドの音楽を血肉とすることが、£0でダウンロードした俺の敬意の表し方だ」と仰っているかたがおり。ちょっと笑ってしまいましたが、もちろんそうです、アーティストの理想(建前?「多くの人に聴いて欲しい」というような)でしかなかったことも実現できるわけです。まぁ、多くの人が聴くであろうという前提がなきゃできないかもしれませんが、出来るならおやりになるべきだと思います。
(そうは言っても年度末には日本円で約一万円のCDが出ます。ダウンロード版未収録の8曲含め。これで回収するんでしょうかね)

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