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断片的、あまりに断片的な

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fabulous muscles―ゴスメモ3

今日は、翻訳本に収める予定の「ゴスとゴスロリ」に関する2000字コラムの読み合わせ。調べるうちに、じぶんのなかでなかなか面白くなってきている文化である。

樋口ヒロユキ氏の『死想の血統 』という本では、ゴス文化の実践としてサディスティックな身体改造やSMの実践をあげ、そこから天皇という日本の「神」を前にしてマッチョな身体を追求し、あげくその身体をおのずから突き刺した三島由紀夫の思想(天皇マゾヒズム)にサドらの実践とつながる「ゴス」を見ているが、これをふっと思い出したのは先日のXiuXIuのライブである。
前にも書いたが、XiuXiuボーカルのジェイミー・スチュワートは、現代のイアン・カーティスと呼ばれるようなゴス・ロックの流れにあるとされる人物である。そんなジェイミーを初めて生で見たのだが、角刈り頭に意外とがっちりした体に少々びっくり。最初は「なんだ、あの角刈り」なんて連れとちょっとした笑い話のように話していたのだけど、「軍人だよ、あれは」と連れが一言。XiuXiuには「Fabulous muscles(素晴らしい筋肉)」って曲もあるんですそういえば、そしてジェイミーはバイセクシャル。そして彼のfavorite authorはYukio Mishimaであると

Paul Hodkinsonは"Goth"という本のなかで、現代のゴスの実践はジェンダーやセクシュアリティはそれほど意識されておらず、それよりも「ダーク」さや「邪悪」なゴス思想が重要であるというが、Hodkinson自身もいうように主として「フェミニティ」な身体化の実践に、なんらジェンダー意識がないというほうが不自然である。だいたいゴス・ロックは「男」たるものが「女々しいことを」歌ってたりするわけでして。

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