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断片的、あまりに断片的な

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震災とミステリー


震災後は、ずっと本を読んでいた。もう現実逃避である。と、わかっていて、自己嫌悪になりながらも。代々木公園での毎年恒例のイベント春風に行く途中、代々木体育館で行われていたジャニーズの募金イベントに全国から(たぶん、、)集まった黄色い声をあげる女たちにもまれ(「私は違うんです!」)、駅前のヴィジュアル系たちの募金活動を見やり、大久保で韓国人アイドルの募金活動をみて。震災直後の停電中の歌舞伎町をぶらつき。

本は、ミステリーを中心に読んでいたのだが、ラジオで劇作家の鴻上尚史が、1995年の阪神・淡路大震災、オウムサリン事件の後にミステリーブームがきたと話していた。超現社会を描くSFは衰退し、複雑にからみあった事件が、最後にはすっきりときれいに解決されていく、カタルシスを得られるミステリー小説を人びとが求めたから、と。95年以降のミステリーブームうんぬんは私にはわからないが、普段ミステリーとあれば、迷路のような館での事件とか、密室とか、足跡トリックとか、まぁ言ってしまえばミステリーのためのミステリーの方を好んで読んでいたのに、今回は、宮部みゆきとか乃南アサなど、いわゆる社会派ミステリーの売れっ子作家たちの本も初めて手に取ったのだった。真冬の北国の停電の描写、郡山が舞台のもの、阪神・淡路大震災や1960年のチリ地震、原発で働く自己破産した労働者、などいろんな本にあれやこれや出てきましたがね。でもいつもだったら気にもとめない、のだろうかと。

(写真は、3月、停電中の我が家)

とりあえず、知人の加藤裕康氏が3月末に出した『ゲームセンター文化論―メディア社会のコミュニケーション』を読むことから、はじめる。
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