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断片的、あまりに断片的な

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翻訳はイコールではない

カルスタ翻訳校正の日々。文法的間違いは一度チェックして、今は「日本語的」な間違いを修正する段階なのだけれど、「日本語的」におかしいと思ったところは、やはり文法的に間違えていることが多い。文法的とまでいかずとも文章的あるいは単語的におかしいなぁ・・・と思うところもあるのだが、ここらへんは共訳なので私が思う「おかしさ」がまったく相手(師)にはそう思われなかったりして、はがゆくも面白い部分だったりする。

修論を審査してもらった山崎ティーチャーが、自身のサイトでジジェクの一連の翻訳本に出てくるミスを指摘している。ジジェクは議論でよく映画をとりあげるが、山崎氏も映画通なので、映画のタイトル(邦題)含めいろんなミスをあげている(『幻想の感染』ではゴダールが"ゴダード"となっているようだ・・・)。

翻訳しているカルスタ本でも、映画のタイトルがたくさん登場する箇所があるのだが、最初の段階ではけっこう見逃していた。"Arlington Road”が邦題『隣人は静かに笑う』だもんな・・・。邦題の趣味の悪さはたびたび指摘されることだが、情報あふるる今の時代なんのいい訳もできない。

で、山崎氏のサイトには彼が趣味で読んでいる推理小説におけるミスをあげるページもあるのだが、そこでたびたび言われているのは、著者の「無知」というより、編集者の手抜き。今回訳していて、たびたびスペルの間違いとか、そもそも人名が違ったりするといったことに出くわし、師と2人うーんと唸る場面がしばしばあった。何よりこの作者は社会学関連の本を担当していた元編集者なのだった。

翻訳とは関係ないが、シェアメイトの英語(会話)について。あるシェアメイトの英語を、ある人が「彼の英語は"べらんめー"だから、ちょっと失礼な物言いとして受けとられているね」と言っていて、いやー日本語ではバカ丁寧でコンサバなのになぁ、とパーソナリティとしての言語を思うのだった。

そ、それから。うちの2階のトイレの管理は当然2階の住人(3人)がする。トイレットペーパーも順番に買う。最近私が買ってきたトイレットペーパー、安いからっていうので適当に買ってきたのだが、「Naive Lady」なぞという商品名がでかでかと。なんとなく恥ずかしいのだった。アホな邦訳はほんと、やめてもらいたい。
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