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断片的、あまりに断片的な

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健康日本21

インターネットで調べ物をしていたら、「健康日本21」のサイトに飛んだ。「健康日本21」とは、2000年より厚生労働省によってはじめられた「21世紀の国民健康づくり運動」の通称である。健康増進法もその一環だ。お国が掲げるスローガンはたいがいうさんくさいことはわかりきったことだし、この運動が始められる以前から平均身長だの、平均体重だのといったもので「理想的な」あるいは「普通な」身体が示されてきたわけだが、「健康日本21」の目標値の一覧表を眺めると、あるべき身体への構築が、国によって押し進められていることが改めてよくわかる。そしてあらゆる広告や商品が、その目標値に向って努力しなければならないと、われわれにはっぱをかけているのだが。

1日に取るべき塩や野菜、カルシウムの量、これは商品のセールスポイントとしてよく使われている。「自分の適正体重を認識し、体重コントロールを実施する人の割合が2010年に90%に達すること」、つまりダイエットは「普通」の人間ならすべきこととなる。高齢者の70%が外出に積極的にならなければならないらしい、未成年者の喫煙・飲酒は0%が目標、最後の1人まで狩られるらしい(?)。ちなみに多量に飲酒する人の割合は、現状で男性が4.1%、女性が0.3%だというが、計算してみると、ああわたくし0.3%のうちの1人だわ、光栄なことです、どうも。

で、このウェブでは、その他さまざまな調査のデータを見ることができるのだが、ためしに「未成年者の喫煙および飲酒行動に関する全国調査」(平成12年)を覗いてみた。詳細は省くが、調査のまとめとして、喫煙者や飲酒者には気分が落ち込んだり興味や楽しみが持てない人の割合が多いということが示されている。病んだ若者がそれらに手を出すというわけだ。卑怯なことに(?)、非煙者や非飲酒者の数値は出されていないが、煙草やアルコールを摂取しない人の方が「気分の落ち込みが全くなく楽しく健全な生活を送っている」ということを暗に示しているといえよう。しかし、気分が落ち込んだり、興味や楽しみが持てないといった気分は異常だろうか。それはむしろ「アイデンティティ・クライシス」といった用語で語られてきたように、青年期には必ず襲われる不安である。だからこの調査のようにこじつけてみるならば、むしろ何の不安もないほうが「異常」なのではないか。

あと、煙草関連でもう1つ。ラジオから「喫煙者の夫、その副流煙によって癌の発生率が高まる妻」という調査が紹介されていた。その逆はないのかい?喫煙者の妻と煙草を吸わない夫、という。まぁ、あまりないのだろうな、とは思うが。
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